本庄神社|狛犬

本庄神社拝殿の写真

本庄神社

所在地:佐賀県佐賀市本庄町大字本庄11561
撮影日:2015年01月01日、2016年01月01日、2018年01月01日
掲載写真:21枚
主祭神:豊玉姫命(與止日女命)


本庄神社(ほんじょうじんじゃ)は佐賀県佐賀市本庄町にあります。祭神は「豊玉姫命」です。

欽明天皇24年(563年)創建の神社ですが、そう断言しているのは本庄神社だけで、本庄神社のすぐ近くにある與賀神社では本庄神社の創建を欽明天皇25年と言っています。

なぜこんなことになっているのか。本庄神社と與賀神社の関係はどういうものなのか。

そういう疑問を持ったので、管理人なりに調べてみました。その結果、ものすごい長文となりましたので、「神社サイト」を改めて作成してそちらで紹介しています。

妄想全開のファンタジー文章なので、読まなくても良いです。ただの自己満足ですから。

まあ、管理人は結局、與賀神社は本庄神社から勧請された神社なんだけど、與賀神社の方が格が上になっちゃったので、本庄神社の創建由来とかもまるで與賀神社の創建由来みたいに塗り替えられたんじゃないかな?と思っております。

ちなみに現在の本庄神社の祭神は「豊玉姫命」ですが、昔は「與止日女命」でした。本庄神社は「本荘妙見山淀姫大明神」という名前だったんですけどね。與止日女命は豊玉姫命のこと、といった概念が広がった結果、本庄神社の祭神は「豊玉姫命」になったんじゃないでしょうか。

 

 

さて、このページでは、本庄神社の狛犬を紹介したいと思います。

本庄神社では拝殿前に一対の狛犬像がありました。享和2年(1802年)に奉献されたもので、阿形と吽形にはオスメスの印があります。オスの印がある狛犬は湊川社でも見ましたが、オスメス両方の印がある狛犬は初めてみました。

あと、狛犬とは違うんですが、本庄神社の拝殿正面には獅子像らしきものもありましたので、オマケで紹介したいと思います。

 

 

ちなみに狛犬の画像は全部元旦に撮影したものです。参拝客も多くいらっしゃいますので、狛犬の写真もささっとスマホで撮影し(もちろん撮影許可はもらいました)、邪魔にならないようにささっと退出したので、きちんと四方から撮影はできませんでした。巫女さんたちに見つめられながら撮影するのはちょっと気恥ずかしいものがありますね。

 

 

本庄神社の境内の様子は「神社サイト」で確認してください。

 

【計21枚掲載】
記:2015年05月24日
編集:2018年06月02日

 

 

 

本庄神社の狛犬

本庄神社の狛犬の写真

 

本庄神社の拝殿前の狛犬1対です。

拝殿に向かって右側に配置されているのが阿形で、口に玉を咥えています。

左側が吽形で、口を閉じています。

本庄神社境内の狛犬はこの1対だけだと思います。ネットで調べたら、この狛犬は享和2年(1802年)に造られたものだそうです。

 


この狛犬、何と言うか、ぬぅ~っとしていますよね。
と書いたところで「あれ?この言葉、どこかで書いたな」と思ったら、與止日女神社拝殿前の狛犬でも同じ説明をしていました。「ぬぅ~」は単なる管理人のイメージ表現なんですが、本庄神社の狛犬とちょっと似てるかもしれません。(でもよく見たら全く似ていなかったw)
なんだかこの狛犬は顔がデカい気がします。というか、ひょうきんな顔立ち。ファニーフェイスで可愛いですね!


本庄神社の狛犬にはオスメスの区別がつけられています。阿形が雄で吽形が雌です。
オスの印がある狛犬は湊川社の狛犬でも見つけましたが、メスの印まである狛犬は初めてです。ちょっと面白いので、拡大写真も掲載しておきたいと思います。

 

 

画像は阿形と吽形を向い合せで掲載しています。「吽形→阿形」の繰り返しです。

 

 


 

 

 

本庄神社の狛犬(雌雄の区別)

本庄神社の狛犬にはオスメスの印がありました。雌雄の区別がつけられています。

 

 

そもそも、狛犬には性別などありません。守護神・霊獣なのですから性別など超越しています。

でも「対」という概念(阿吽像)で見ると区別をつけたくなるのが人間というものなのでしょう。
本庄神社狛犬のように雌雄別の狛犬も存在しますが、その区別の仕方についての決まりはありません。ですので「阿形が雄」とかそういう風に一概には区別できません。

ネットでは『「阿」は物事の始まりつまり「産む」なのでメス、「吽」は物事の終わりつまり「結果を残す」の意味になるのでオス』と説明されていたりしますが、そんな明確な区別は無いと管理人は思います。まあ「証拠を出せ」と言われたら困りますが、実際に、本庄神社の狛犬は「阿形がオス」「吽形がメス」なわけで、この時点で上記説明が意味を為していないことはおわかりだと思います。


管理人が本庄神社の狛犬を珍しいと思っているように、雌雄の区別がつけられた狛犬の方が数が少ないと思います。ほとんどの狛犬はオスかメスかわかりません。守護獣ですから当然ですね。

管理人が今まで見た狛犬で雌雄の区別がつけられているものはわずかです。どちらかと言えば、雌雄の区別がない狛犬の方が大多数です。

 

 

 

本庄神社の狛犬(阿形・オスの印)

オスの印がハッキリとあります。

写真もいい感じに撮れていたのでわかりやすいですね(笑)

 

 

 

 

本庄神社の狛犬(吽形・メスの印)

阿形に比べて吽形の写真はうまく撮影できていないので、ちょっとわかりにくいかもしれません。

一応、メスの印が写っていますので、よく見てみてください。

 

 

 

 

本庄神社拝殿正面の装飾部分

 

本庄神社の拝殿の鈴の上に、狛犬らしき装飾物がありました。

狛犬かと思ったんですが、これはもしかしたら獅子像なのかもしれません。宮崎県の鵜戸神宮でも同じような感じで本殿の柱上部に獅子像の彫刻がありましたからね。でもまあ、鵜戸神宮の場合は本殿の左右で対になるように獅子像が配置されていましたが、本庄神社の場合は多分、拝殿正面のこの獅子像だけのような気がします。(拝殿は正面からしか見ていないので正確なことはわかりません)

 

 

鳩よけのネットが張られているのでアップにしてみてもよくわからない彫刻です。

両手が見えているので、犬っぽいと思います。だから狛犬としてこのページで紹介したいと思いました。

‥‥うん、やっぱり獅子像かな?(笑)

本庄神社を参拝される時はぜひ、この謎の彫刻をじっくりとご覧いただきたいと思います。

管理人も次に本庄神社を訪れた時にまた、しっかりと見てみたいと思っています。